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特別大会に懸ける想い -齋藤宏次朗-

  • 執筆者の写真: seikeilaxwebsite
    seikeilaxwebsite
  • 2020年12月4日
  • 読了時間: 5分

4年間の感謝


誰しも人に褒められる。

自分のした行いを喜んでくれる。

そんな瞬間を経験した時、人生で一番の高揚感を感じる時だと思う。

それがラクロスにはあると思う。


初めてAチームで練習試合に出場した時、ブレイクされてゴーリーとの1-0シュートを止め、Qが終わるホイッスル。

ボックスに帰ると、メットを叩かれながら「ナイス!」「最高!」「グッセー!」という賞賛の嵐。


脳汁飛び出るかと思った。


と同時に


「また、あの瞬間を味わいたい」

と思う。


そのために、また頑張ろうと思う。


一年生の時にはケチってギリギリまで編まなかったクロスにも拘るようになった。


学年リーダーを降ろされる時に言われた

「クロスも拘らないじゃん」

その言葉がよぎり、自分で納得のいく編み方を見つけ、自分で編めれるようになった。


2年ゴーリーとしてサマーに出ることが決まり、一年生と練習するようになって気づいた。



「俺のパス、う◯こじゃん」


後輩にバカにされたくない気持ちと、足を引っ張りたくない一心で壁当てをやりまくった。


2年リーグ戦には出れなかったけど、1年の時から思ってたチームの応援に力を注いだ。

試合には出れないけれど、本気で成蹊が勝つ瞬間を見て、本気で喜びたかったから。


先輩と一緒に行く祝勝会やカラオケは死ぬほど楽しかった。



3年になって、いのっちに勝ちたくてとにかくセーブを磨こうとアフターのシュー練しまくった。


リーグ戦で出場出来なかったことよりも、リーグ戦の時の思い出を語る同期や後輩の話を聞いて、辛さの方が強かった。


4年になって、新チーム早々大説教をくらって、ムカついたと同時に、考えて上手くなろうと思った。その時、初めて武者をしようと思った。


ツテもない自分はとにかくナチョにくっついた。

この時、なんとなく同期の中で

「ラクロスは嫌いだけどやる」

気持ちを隠しながらやってる奴がいたと思う。

隠してるからわからないけど。


事実、同期飲みの時は一回もラクロスの話をしたことはなかった。(大説教をくらう前の話)

理念や目標について、学年で話し合うこともなかった。


もちろん本気で取り組んでいる奴がほとんどだったけどね。


ただ、自主練してる、努力してる姿を見せたくないって思ってたのが多かったのは事実。


そんな中、ひたすら自主練、武者に行くナチョが独りになる感じがした。


上手くなろうと努力する奴が報われない環境じゃダメだという正義感からなのか、ナチョにくっついて練習しまくった。


自分は練習してるってアピールしたかった、思いたかっただけではない。



そんな中、コロナが猛威を振るい始めた。


そして昇格がなくなった。


けれど不思議と自主練に励めた。


おそらく、モチベーションが昇格だけではないからだと思った。


ここでようやく初めに戻る。


4年間、この軌跡を辿ることができたのは

「ラクロスが好き」「仲間が好き」

この気持ちがあったからである。


ポジションは違えど、勝つために自らのスキルを磨き、チームとして攻めや守りを実現する。


集のために個を磨く


「コイツなら決めてくれる」

「コイツなら止めてくれる」

お互いを尊重し合って、一個のセットプレーが生まれる。

チームスポーツっていいなって思えた。


雪山を一人で滑っていた頃には感じないものがあった。




朝起きるのは、一人暮らしを始めても辛かった。

練習の強度が上がり、プレーによっては先輩だけではなく、同期や後輩からも怒られることもあった。


次は絶対できるようになるって思いながら、ムカついた。


ただそれぐらい本気で取り組んでいるからこそだと思う。


だからこそ一緒に過ごすラクロス以外の時間も楽しかった。


ラクロス部員としてだけでなく、人間として信頼しているんだと思う。


こんな人達と一緒に、時間を過ごし、切磋琢磨し合えたことは誇りであり、かけがえのない財産です。



同期へ


アメリカで道に迷い、二浪してなかったら出会えなかった仲間。

本当に怒られることも、失望されることもたくさんあったけど、みんなと同期として過ごせることが嬉しい。ありがとう。

個人的には、同期が点を決める。1on1で勝つ。審判を堂々としている姿。後輩スタッフを指導している姿。そうした瞬間を見た時が一番嬉しい。

少しでも長く、一緒に過ごせるように頑張ろ。


3年生


サマーがなければ、俺は「ロケットミサイルパス」を開発できなかったかもしれん。

あの時、あの機会がなければゴーリーとして成長する機会はもう少し後になってたと思う。

ありがとう。

来年のことを考えると、いつまで4年はおんねんって感じだと思うけど、勝ち続けて最後までいます。よろしくね☆



2年


1番人数がいるってことは、1番チームの雰囲気を作る力があるってこと。一年練に参加する姿勢やミーティングをすることは、いいなぁって純粋に思う。努力する奴が報われる、当たり前を実践し続けてくれ!


1年生


ラクロスは見てくれがカッコいい奴が上手い奴。

段々カッコいいなぁって思う奴が増えてきた。

そろそろゴーリーとしてカッコいい奴も出て欲しいと思う笑

備品の準備やら大変なことが多いと思うけど、任された仕事はしっかりこなす。ただラクロスをしにくる場だけじゃ、もったいない。学べることは学ぼう。





スタッフ


男子校6年間という受刑者からすると、

スタッフがいることのありがたみを強く感じる4年間でした。寒い時も暑い時もあったでしょう。ありがとうございました。

「個の確立と考動力」の実現を目指して、一緒に勝利を喜び合いましょう。


コーチ並びにOB、OG


卒業してもなお、成蹊大学男子ラクロス部を応援して頂き、ありがとうございます。

卒業生ではなくてもご尽力頂いている皆様には、一層感謝申し上げます。

2020チームもあと一ヶ月を切りましたが、最後まで興奮する、ワクワクするような試合をします。

ご指導並びに応援のほど、よろしくお願いします。

 
 
 

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