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25チームに懸ける想いー矢野貴暁ー

  • 執筆者の写真: seikeilaxwebsite
    seikeilaxwebsite
  • 11月23日
  • 読了時間: 25分

2部中堅と言われ、 1部には練習試合さえ組んでもらうことが叶わなかった去年までの成蹊はまだ存在してるだろうか。


否。


成蹊は変わった。


練習試合では1部校や社会人チームに対しても良い結果を出せるようになり、リーグ戦では圧倒的1位で入れ替え戦へと進んだ。


今までなら負けて当たり前だと思っていた早慶に惜敗し、メンバーが泣くほど悔しがれている事がその証だ。


今までとは違う。


今年の成蹊はラクロス界にサプライズを起こす台風の目となっている。



電動アシスト自転車という男磨きが足りていない乗り物を使いこなし、逆張っているようで本当は大道が好きな副将、井口聡太から回ってきました。


2025年度成蹊大学男子ラクロス部主将を務めております4年矢野貴暁です。


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そうたが副将の役割に苦しみながらも頑張っていることはずっと分かってたよ。


いろいろ言ってしまったけど最近は自分のスタイルを確立してチームに貢献してくれてると感じてる。


ブログで書いてた「肩書きなんて関係なく、ただ純粋に“チームのため”を最優先に動く」これが本当に正しいと思う。


これに気づき、チームに示してくれただけでもちゃんとかっこいい副将だよ。


1年間隣で支えてくれてありがとう。




前置きが長くなりましたが、はじめに、成蹊大学ラクロス部に関わってくださっているすべての皆さま。


日頃より温かいご支援とご声援を賜り、心より感謝申し上げます。


皆さまのお力添えがあったからこそ、3ヶ月にわたるリーグ戦を最後まで戦い抜くことができました。


殘りわずかとなったシーズンではございますが、引き続きお力添えいただけますと幸いです。




僕のブログでは、4年間の振り返りと入れ替え戦への意気込み、感謝を書こうと思います。


大学ではお笑いサークルに入りM-1グランプリに大学生活を捧げる。


そう考えていたイタい高校生だった。


そしていざ大学に入学するとお笑いサークルも落研サークルなくずっこけた。


お笑い以外にも何か新しいスポーツをしたいと思っていたので(10年やったサッカーは自分に合わないと10年目で気づいた)、大学から始められるアメフトとラクロスの新歓ブースに行った。


この時にたまたま会ったのが中学ぶりの再会をした落合(サッカーやる気まんまんたてべ)とその友達のけいた(誇張なしで会った瞬間からスカしてた)だった。


何回も新歓ブースに通い、ほぼ全ての体験会に行った。


父がアメフトをやっていたこともあり、父を喜ばせるためにもアメフト部に入りたかったが、ラクロス部の雰囲気が自分に合ってると感じ最後まで悩んだ結果ラクロス部に入部した。


当時は日本一を目指したいとかラクロスがかっこいいとかは思ってなく、ななかさんとはせりこさんに推しと言われてドキドキした事が1番の入部した理由だった。


この調子で全部書くとすごい量になるので印象的な場面について書きます。


最初はあまりピンと来なかったラクロスが中毒になるのはすぐだった。


僕らが大好きななちょさんの愛のおかげもあり、とにかく1年練が楽しくて、もっと上手くなりたい、大会で結果を出したいと思い毎日クロスを触った。


学年リーダーにも選ばれてその熱は日に日に増していった。


この頃に今でも鮮明に覚えてる事がある。


7月後半、たまたま太一と2人だけでアフターシュー練をする時間があった。


自分は枠内に飛ばすのに精一杯だったのに対して太一はサイドスローやアンダーでゴール隅にバチバチ決めていった。


「俺は一生こいつよりは上手くなれない」そう感じ、平常心を演じながらも泣きそうになりながらシュートを打った。


モチベーションというより諦めに近かった。


1年で1人だけ入っていた育成幹部グループでもたいちの話ばかりでずっと悔しかった。


たいち以外にも落合とそうたという天才がいて、その2人にも実力で負けていると感じて焦るように自主練をした。



1年の11月、入れ替え戦で先輩達が負けた姿を見た。


その時に来シーズンへの不安から自分がチームに直接的に貢献したいと考え、幹部に入れてほしいとかずさんにお願いした。


この判断は今になっても正しかったか分からない。


幹部に入らなければもっと自主練の時間が取れて上手くなれただろうし、何も知らない 1年生が幹部をやって何かチームのためになったかも分からない。


ただ、チームを考えれるようになったきっかけや人としての力を付けるヒントを得た経験だったのでプラスの面もあったとしておこう。


そうしないと辛かったこの時期を思い出したくない。


幹部とはいえ自分もまだ覚悟を決まってないヒコっ子だった。


この時は部の決定を全て幹部がしていた時代だったので、必然的に幹部mtgの時間がかなり多く、毎日の練習後や昼休み、夜のズームなどでmtgを行っていた。


自分が幹部mtgを行っている時の同期の楽しそうな声や幹部mtgが終わる頃に丁度くる、同期の口からするニンニクの匂いとその日のチャーシューのレビューがすごく悲しく香り、悲しく聞こえた。(成蹊大学の近くには世界一のラーメン屋がある)



2年生になると一つ嬉しかったことがあった。


関東ユースの名古屋遠征でチームキャプテンに選ばれたことだ。


22チームリーグ戦の千葉戦の日に力也さんから「選ばれることも本当にすごいけどたかにはユースのキャプテンを目指してほしい」と言ってもらい、それを実現できた事が嬉しかった。


早慶などの1部校の選手がたくさんいるなかでキャプテンをなるなど考えたこともなかったが、力也さんの言葉のおかげで視座を高く持つことができた。


力也さんありがとうございます!



プレイヤーとして初のリーグ戦、同期も多くボックス入っていてすごく楽しみだったが、結果はリーグ3位に終わり入れ替え戦すらやらせてもらえなかった。


幹部としてチームを強くできずに終わり、プレイヤーとしても全試合フル出場して1点のみ、関東ユースだろうがチームに戻ればただの使えない2年生。


そのギャップが苦しかった。


幹部の仕事やリーダーとして部員との面談や相談に充てる時間を言い訳にして全部中途半端にやった自分の行動の結果に思えた。


代が変わり副将となった。


副将の役割は主将をやることだと考えていたので、自分が主将だという気持ちで部活に励んだ。


それでも今考えれば大樹さんほどの覚悟を持てておらず、行動量が足りていなかったと反省している。


最上級生といて参加したつま恋合宿では成蹊初の優勝をすることができた。


僕は1日目の予選で張り切り過ぎて膝を壊し決勝トーナメントは出場していないが、それでも同期を筆頭に試合を勝ち進め優勝できた。


本当に頼もしいやつらだ。


ありがとう。



この合宿を機に2ヶ月半ほど怪我で練習を抜けた。


この時感じた焦りやストレスはまだ覚えている。


だからこそ、それ以上の辛い思いをしながらも踏ん張り続けてる琢真やしどうにはリスペクトしてるしかっこいいと思ってるよ。


獨協にぼこられてコーチにもぼこられたり、同期が何度も問題を起こしたりいろいろ大変だったが、無事にリーグ戦を迎えることができた。


去年よりもチームに自信は付いており、なんだかんだいけるだろう。


そんな雰囲気が流れていた。


初戦の立教、序盤から立教ペースとなり準備してきたものが何も出せずに負けた。


本当に悔しかった。


怒りに似た感情が込み上げてきてチームに向けて「このままじゃ4年間ずっと負け続けるぞ」そう言っていた。


何か変えたかった。


このまま頑張ったねレベルの取り組み方をして4年間目標を達成できずに終わる未来が許せなかった。



負ければ1部昇格の夢が無くなる横国戦、結果は3-6で負け。


勝負の世界は甘くはなかった。


4年間のラクロス人生でこの日が1番辛い日だった。


同期と目指した日本一という目標は目指すことすらできなくなり(今年上がって来年の開幕戦は俺らでかましてやろうって話してたよな)、自分が密かに憧れていた1部の主将になることも叶わなくなった。


自分の不甲斐なさや惨めさがどうしようもなくなり、1人グランドから逃げるように更衣室まで戻った。


涙が目に溜まっていたが泣きなくなかった。


しょうもない。



今の1年生は想像出来ないと思うけどこんな感じで2.3年の時は何もうまくいかなかった。


(そう考えるとじゅんはすごすぎる、2年の時に横国から点取って今年は10得点、認めたくないけど俺のことは余裕で超えてくれるんだろうな。)


情けないが2年の時の青学戦、3年の時の立教戦と横国戦はトラウマで怖くてまだ見ることができていない。


そんな悔しさの上に25チームがある。もうこんな思いはしたくないし、みんなにも絶対させない。



迎えた最後のシーズン、2025チームでは主将となった。


初めは正直に言うと1部昇格なんていう簡単な目標を目指したくもないという何も分かっていない未熟な考えをしていた。


しかし、チームの理念を決めていく過程の中で、1部昇格の難しさを痛感した。


まだそれを目指すステージにもいないと。


「1部昇格に相応しいチーム」この言葉は去年の後半からよく耳にするようになったと思う。


これがすごく大事だと思っている。


1部昇格するチームのラクロスへの向き合い方、1部昇格するチームの人としての成熟度、これが一定の基準を満たしていないといけない。


23.24チームを振り返ると自分達で決めた部のルールも守れず、部活は二の次と考えてる人がほとんどだった。


2年間ぬるま湯に浸かったことでできた価値観をぶっ壊す必要が俺達にはあった。


みんなが言う当たり前の基準を上げるということだ。


「チーム理念の浸透」これは僕が1年間大事にしていたテーマであり、チームの最重要課題でもあった。


なぜ大切か?それは唯一の1部昇格までの指針だからだ。


(ワンピースでいうところのエターナルポース)



もし1部昇格するための方法が確立されていたらどうだろうか。


もしそれがあれば2部の大学はみんな同じことをやるだろうし、1番の近道を迷わず選択することができる。


だがそんなものはまだ発明されていないし、そんなものがあったらラクロスは面白くなくなる。


だからチームには理念があるんだと思う。


(理念の1番上に1部昇格という結果を置かないチームもあるし、ある状態を達成できたら自然と結果が付いてくるという考え方もあると思う。それら全てが正解であり尊重している。)


この理念を体現する、意識して生活や練習をすることで1部昇格が達成されるのだと思う。


というよりもそれを疑わずに信じて進んでいくしかないと思う。




2025チーム理念


MISSION=1部昇格、VISION=桃李不言下自成蹊、VALUE=Demand、SLOGAN=熱狂


さすがにジョニーも覚えたかな。


全て触れたいが桃李不言下自成蹊についてだけ語ってみる。


桃李不言下自成蹊とは、桃や李は何も言わないがその美しさから人が集まり道ができるという意味である。


つまり、桃や李のような魅力的で徳のある人になりましょう!ってことだね。


25チームでは部員一人一人が1つ1つの桃になれるよう、そして部員全員で1つの桃になれるようにと2つの解釈をしたね。


実力さえあれば良いみたいな考え方もシーズン中盤にはあったけど、それで合宿時にはチームがぐちゃぐちゃになったことからもやはり理念のような内面的な所も大事。


それも1部昇格に相応しいチームの基準に該当します。


(DFはクロスにシールを貼るだけでなく、桃李不言のタトゥーを入れてください。ゆいとがやります。)



ここで桃李不言についてちょっと独り言。


俺はよく喋る桃だ。


不言なのによく喋るってどゆこと?となるだろう。


入部してリーダーになった時からお節介に部員とのコミュニケーションをするようにした。


特に、何か困っていたり退部をしたいという話が噂が回ってきたら2人で話す機会を作るようにした。


退部を止めるというよりはその子のモヤモヤを無くせるように意識した。


もちろん、相談や面談以外にもみんなに笑ってもらうためによく喋ってよくふざけた。


ただ静かにしていることが桃李不言下自成蹊ではなく、徳を意識した行動の選択を取り続けてきた人が、黙っていても勝手に人が集まってくるということなんじゃないのか。


その徳を意識した行動の選択に当てはまる行為が僕の場合よく喋ることなんだと思っている。


はい。話を今シーズンの事に戻します。




「全ての責任は俺に帰着する」主将をやるのだから当たり前だ。


でもこれが1番の行動の源泉となり、覚悟へと繋がった。


1部昇格できなかったら俺のせい、後輩がパスミスするのも俺のせい、部で何か問題が起きるのも俺のせい、そう捉えることで自分の今やらなくてはいけない事が明覚になり、行動することができた。


だからこそ試合に出ないこうたとかにもブチギレたりできた。


こうたごめんね。


ビビってる顔面白くて好きです。(実際に面が白かった)



ここで思い出してほしい。


3月頃チームの調子が悪くて行った全体mtgの話。


「責任範囲を広げてほしい」と俺から話した。



部員1人1人がいろんなステージにいて、ざっくり分けて以下のカテゴリーに分かれると思う。


1.自分に対して責任を持てている。


2.自分の所属する領域(同期、オフェンス、広報班、新歓班など)に対して責任を持てている。


3.チームないしチームの最大目標に対して責任を持てている。


これを自認し、1つステージを上げてほしい。


全員が2のステージに上がれたらとても強いチームになれる。半分の人が3のステージにいけば日本一なんか余裕なんじゃないかな。


4年生はあと1日、後輩達はあと1年以上、逃げたり甘えたりせず自分の責任をしっかり果たそう。



少し自分語りを失礼します。


合宿でもプレッシャーを感じていると伝えたが、主将となって現実を見るようになり、自分の未熟さが露呈して自分を嫌いになる事が増えた。


育成リーグやつま恋で良い成績を残してきた元々ポテンシャルのあるチームで、それに加えて龍平さんを始めとするコーチの方々にも恵まれていた。


それなこのチームが負けることがあるなら舵を切っている僕のせいだ。


そんなプレッシャーが常にあり不安でいっぱいだった。


中央・東海に負けた時は怪我人や環境などいろんな言い訳を探して現実から目を逸らすような態度を取ってしまいそうになった。


そんな時に大樹さんや修平さんから話していただいた「チームはリーダー以上にならない。」ということを思い出し、気持ちを切り替えて1部昇格への準備を徹底的にやると決めた。


一瞬でも弱気になりチームの天井を低く設定してしまいそうになったことは反省している。


申し訳ない。


他にも、理想とはかけ離れた自分のラクロスの実力に失望する日々で、夏頃まで下級生はおろか幹部すらも本当の覚悟を持たせることができなかったし、家庭の事情で部を辞める決断をした後輩に対しては何も言ってあげれず一緒に泣くことしかできなかった。


ユニット練の2v1カナディで優と喧嘩した時は後で優から謝ってくれた。


些細なことかもしれないけど、プライドが邪魔をして先に謝れなかった自分が情けなかった。


人として優は尊敬できるやつで俺は幼稚だった。


あの時は優ありがとう。


そんな自分自身の弱さを知れた1年だった。



主将として〝自分が1番理念を体現した人になる〟という軸を持っていて、部員1人1人に多くの時間をかけて(面談相談など)向き合うようにしていたが、その他にもある無限のタスクに疲れてしまった時があった。


コーチの方には主将がそれをするのは効率が悪く、本当にやるべきことに時間をさけず逆にチームを弱くしてしまうかもしれないとアドバイスをもらった。


ごもっともの意見。


社長が新入社員1人1人に時間を使い、経営を疎かにするなんておかしなことだろう。


そんな話を父としたら、たしかにトップがやるべき仕事じゃないけど、それはたかときがやるべき仕事だよね。


そう言ってくれた。


その時はスカしたけど、すごく腑に落ちた。


それから自信を持って非効率ながら迷わず自分のスタイルで主将を続けていくことができた。




そして迎えた最後のリーグ戦!成蹊は2部に落ちてから初の全勝で圧倒的リーグ戦優勝をした。


千葉戦最高だったなっ。


4Qにボックス戻ってボソっと口から勝手に出た言葉は「成蹊強っ」だった笑


 どこ目線で言ってるのか分からなかったけどそれが1番状況に合っていた言葉な気がした。


25結成当初からずっと考えていた「成蹊を2025年のラクロス界の主役にさせる」ということが実際に近付いてきてる実感があった。


全勝してやっとスタートラインかよって話すみんなから、全勝に満足せずしっかり入れ替え戦を意識していることを感じれてすごく嬉しかった。




ーー意気込みーー


合宿で伝えきれなかったが、みんながラクロス部を選んでくれたことを正解にするために戦う。


熊がASになって自分の判断が正しかったと思えるように1部昇格すると言っていて気合いが入った。


その思いを俺も一緒になって持ちたい、熊や大和の思いを代表して戦いたい。


他のみんなも同じ、多くの人が辛い思いを経験しながらも踏ん張ってチームに残る決断をしてくれてる。それを25シーズンの集大成として入れ替え戦に勝つことで正しかったと思ってもらいたい。


シーズン中ずっと感じていたプレッシャーが最近感じなくなった。


それは責任を放棄したからとかではなく1部昇格への圧倒的な自信があるからだ。


去年や一昨年から龍平さんに言われ続けてきた「1部昇格できると思う?」という質問。


今までの自分達は「このままじゃできないです。」と答え続けてきた。


でも今はどうだろう。


全員が迷いなく「できます。」と答えられる。


それだけ俺らは強くなった。


誇れるチームに変わった。


他にも自信を持てることだらけだ。


ばばしんと宮が必ず森本を倒してボールを持ってくる自信がある。


流れが悪くなろうが元とわたるとけいたが必ずボールを奪ってオフェンスに繋げてくれる自信がある。


言わずもがなともひろが1番のゴーリーだと自信を持って言うことができる。


そして我ら成蹊オフェンスは最強だ。


ラクロス界に関東No.1オフェンスだと証明しよう。


この通り俺はこのチームに自信と誇りがある。


ついに明日か、部活の行き帰り、何度入れ替え戦を想像して泣いたことか。


その景色がやっと実現する時が来た。


ワクワクするね。


合宿ではいろいろあってみんな忘れちゃってると思うから最後にもう一度言わせてもらうね。


誰がこのチームの主将をやってると思ってんだ。


負けるわけがないだろ。


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ーー感謝ーー


部員のみんなへ


1年間主将を務めさせてくれてありがとう。


主将になったことで見えなかったものが見えるようになり、人間として成長することができた。


それはみんなが必死になって部活に取り組んでくれたおかげです。


みんなの成長やもがいている姿は主将を続けるエネルギーの源となってたよ。


だからその頑張りは無駄じゃない。


無意識のうちに誰かを支えてる。


成蹊ラクロス部の一員でいることを誇りに思っていてくれたら主将として1番嬉しいです。


自分勝手ですぐブチ切れてしまって本当にごめんなさい。


それでもついてきてくれてありがとう。


みんな大好きだよ。



コーチの方々


修平さん、龍平さん、やすさん、仁貴さん、なちょさん、ひかるさん、井上さん、力也さん、唐沢さん、古澤さん、この1年間コーチ・トレーナーを引き受けてくださり、本当にありがとうございました。


みなさんのおかげで部としても、個人としても成長していくことができました。


みなさんの目標に対する思考プロセスが僕や部員の中にも染み付いていると実感しています。


僕を含め未熟な点が多くある成蹊ラクロス部に愛を持って関わっていただいたこと、感謝してもしきれません。


せめてもの恩返しとして必ず1部昇格という結果をお見せできるように最後の最後まで泥臭く戦います。


あと1日にはなりますが、25チームをよろしくお願いします。


共に最高の景色を見ましょう!



龍平さん、25チームのHCを引き受けてくださりありがとうございました!


僕と龍平さんのコンビは最強なので、最後まで2人で1部昇格への道を示し続けましょう!



成蹊ラクロスに関わってくださるOBOG・大学職員の方々


山本会長をはじめとするOBOGのみなさま、木村さんをはじめとする吉祥会のみなさま、遠藤さんをはじめとする大学職員のみなさま、重ねてになりますが、成蹊大学ラクロス部の活動に多大なるご支援とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。


皆さまのお力添えがあってこそ、私たちは日々の活動を滞りなく行うことができております。


主将に就いてから、吉祥会のMTGに参加させていただいたり、学生部の方々との接点が増え、こんなに多くの方々が自分達の活動のために動いてくれているのだと驚きました。


皆さま、そしてこの恵まれた環境に深く感謝し、私自身、引退後は皆さまと同じように成蹊ラクロス部を支えられる存在になれるよう努めてまいります。


今後とも変わらぬご支援とご指導のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。



家族


今ソファーの隣に座って書いてる笑


2人にはすごく感謝をしてます。




たかパパとしてフージャーズ内では有名人になってるね。


本当はアメフト始めてすごい選手になってあげたかったんだけど、気づけばラクロッサーになっていました。


それでも応援し続けてくれてありがとう。


お父さんが現役の時に付けてた42番。


それが俺にとっても人生で1番好きな番号になってるよ。


入れ替えもカメラマンとして入るみたいだから、最後の試合も同じグランドに立って一緒に1部昇格できることが楽しみです。




誰よりもお世話になりました。


お弁当や資金面でも支えてくれて頭が上がりません。


本当にありがとう。


初任給はお母さんに使うとずっと前から決めてるから楽しみにしといて。


偏屈なやつですがこれからもよろしくお願いします。



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同期


明日で終わりって寂しいな。


わたるが引退しても練習はしたいって前言ってたけど、ほんとそれだわ。


同期にはいろいろ思ってたから正直に言うね笑


ちょっとメンヘラマイメロたかとき出ちゃうかも。


学年リーダーになったぐらいから少し心の距離を感じていたのが本音。


1年の7月頃に、やまとから「たかだけコーチ幹部とかでやる気高まっててもみんなは伝わってない」元から「4年とかになってたかと仲良くしてるか分からない」と言われた事があった。


雰囲気はそんな暗い感じじゃなかったし、何気ない会話だったけどENFJという雑魚メンタルの自分は結構傷ついた。


あー俺1人歩きしてんだろーなって。


それもそう、コーチや先輩方の熱量(グランド外でもすごい時間をかけて育成について考えてくれてた)を自分だけ感じてそれを上手くみんなに伝えられてなかった。


そんな中自分だけストイックに求めてしまって浮き続けた。


幹部入りした時も同じ。俺はこれだけ自分の時間を使ってチームの事を考えてるのに、なんでこいつらはずっと練習もしないで遊んでんだよって思っちゃってた。


今考えれば、当事者にならないと分からないのは当たり前でただ自分に巻き込む力がなかっただけだった。


自分も同期と楽しく一緒にいたい、でもチームの責任者としてチームのルールに忠実に、真面目な振る舞いをしなければ後輩にも示しがつかない。


そんな葛藤がずっとあって寂しかった。


そんな感じで4年のリーグ戦まで長い間孤独感があった。


そんな中でも要所要所同期に救われたことがあった。


2年夏合宿の神BBQ。


ばばが「お前のために頑張る」と言ってくれた。


正直意外だった。


カオスな杉山家1年(ばば、やの、ゆうみ、ともひろ、たくみ)で同じだったとはいえ気まずいコンビだったのにそう言ってくれた。


これが本当に嬉しかった。


この頃からエモい関係だと思ってるよ。



BBQ終わりの伝説の山(俺は足を怪我してラントレを見学していたはずなのに、アドレナリンが出過ぎて山を走り回って唐沢さんをドン引きさせた)で浅利にもこう言ってもらえた。


「俺が矢野を1部まで連れてく」口だけの奴だと分かっていても気持ちが乗ってたしなんか支えられた。


ちょっと変更しよう。


俺がお前の育てた後輩達を1部に連れてってやる。


少し飛ばした25チームの2.3月頃、前後の文脈は忘れてしまったが、たいちに「たかを1人にさせない」と言ってもらった。


インキャの熱い思いは1番尊い。


冗談。


ほんと心強かったぞ。


いろいろ一緒にいてくれてありがとね。


松崎太一に少しだけ。


お前はすごい。


だから自信持って出し切ってくれ。


同期だけどずっと憧れてた。


俺が知ってるラクロッサーで1番上手いのはお前だよ。


だからお前が点取んなかったり調子悪いとめっちゃムカつく。


ずっとたいちより上手くなりたいと思って頑張ってきた、明日俺の方が上手く、ってけりをつける。


あとわたる。


合宿のスピーチで俺に感謝を伝えてくれてありがとう。


あのとき自分が選ばれると思ってなかったから不意打ちでキュンとした。


ああやって言ってくれるのが主将を続けられる支えになってる。


ありがとう。


(わたるのせいで地獄になった合宿の幹部を2回やってるわけだから感謝されるのも当然か、、、)


ずっと孤独感を感じていたのも事実だけど、それは東洋戦ぐらいまで。


リーグ戦が始まってみんな強い気持ちを持って自分のやるべき事をやるようになった。


その頃から自然と孤独感が無くなっていった。


こいつらを勝たせたい。


こいつらと1部昇格したいとより強く思えた。


合宿で伝えたこと覚えてるかな。


目を閉じて入れ替え戦を想像すると、見えるものは全部同期の活躍してる姿。


いろいろ悩まされたけど結局の結局俺はみんなのことが大好きで本当にこの代でよかったと思ってる。



こんな最高な仲間で最高の景色を見る。


そして最高の宴会をやろう。


明日、4年間の全てをぶっ倒れるまで出し切って俺らの存在を全国にしらしめよう。


みんなとやるラクロスが本当に楽しかった。


4年間ありがとう。


やったるで!



2025年度主将矢野貴暁



ということでブログは終わりましたが、ブログに書き切れなかった事を独り言として消化したいと思います。


独り言なので後輩達以外は読まなくても大丈夫です。


僕のファンは読んでください。




〜〜Demand〜〜


これは元々は僕個人のテーマにしようとしていた言葉だ。


誰かに嫌われたくないとか気に入られたいとか考えてしまって言いたいことを言えない。


そんな甘えを無くすためにこの言葉を個人のテーマに決めていた。


そんな時に大和がスローガンに求心力はどうかという案を出してくれた。


それもあって上手くみんなを誘導してチームスローガンがdemandとなった。


この1年でかなり浸透したんじゃないかな。


スローガンにdemandと置くことで思っていることを言わない方が悪という流れを作れたので、今まで交わされなかった厳しい声が聞こえるようになり、日々の練習に緊張感が生まれるようになった。


もちろん、関係性があった上でdemandをするように心掛けましょう。


今後もdemandを大切にしてほしい。



〜〜ルールはモラルには勝てない〜〜


修平さんが僕達に言ってくれた言葉だ。


じゅんぽさんのストーリーでも触れられていて、成蹊に昔からある考え方なのかなと思う。


簡単に言うと、何か問題が起きないように細かいルールをたくさん設ける事があるが、人としてモラルがあればルールなんか設けずとも問題は起きないという事だ。


これは人生でもかなり大切な教訓となった。


ラクロスに置き換えると、モラルにあたるのは絶対に勝ちたいという気持ちや上手くなりたいという気持ちだと思う。


これがあれば壁当て週何回マストとか筋トレ週何回マストとかを嫌々設定しなくても自主的になるようになるだろう。


だからこそこのモラルにあたる核の部分を作れるような集団を目指してきた。


来年以降もこれをヒントにチーム作りをしてもらいたい。



〜〜非属人化と属人的〜〜


就活の逆質問で偉そうな人によく聞いてた質問、


(聞きたくて聞いてただけで就活に有利になるわけではない笑)


組織をマネジメントするにあたって意識していることはありますか?だ。



これに対して勉強になった回答があった。


「組織の体制が非属人的になるようにしてる」これは誰かがいないと進まないのではなく、誰かがいなくても物事を進められるような組織にしておくという事である。


これを部活にもっと落とし込めればよかった。


オフェンスの動画ミーティングでは〇〇に注目してそれを抽象化して言語化する。


途中からではあるがやり方を確立できたことで、オフェンス幹部がいなくてもある程度の質が保たれたミーティングになっていたと思う。


このように他の係や班でもミーティングの方法や話す観点、タスクの処理などを予め定めることで特定の個人に依存しない非属人的な組織を作れると思う。


逆にラクロスは属人的な側面なあるからこそ面白いとも思う。


それは主将やリーダーによって毎年チームのカラーが変わったり、キープレイヤーの能力を活かした戦術であったりと。


その非属人的な部分と属人的な部分を上手く使い分けることがラクロスには大切だと思う。



〜〜海賊王、天下の大将軍、大主将って何だ〜〜


主将になった時、海賊王兼天下の大将軍兼大主将になることを目標にした。


ただの普通の主将になりたくなかったから。


チームの誰よりも努力して誰よりも声を出す。


他にも、チームを思って1番に行動する。


素晴らしいことだと思う。


でもそれは主将以外の人に限っての話。


主将がそれをやるのは当たり前だし、それじゃー一般的な普通の主将。


ではどうやってそれを超えるかというと、「人を動かす力を持つ」ことでそれが叶うのだと考えた。


自分のエネルギーをチームの仲間に伝染させ、ポジティブな動機を感じてもらい行動に移してもらう。


これが俺の目指す主将像だった。


しかし現実は厳しい。


相手を動かす(変える)ことはとてつもなく難しかった。


実際にこの1年で掴んだ感覚として、部員に対して、「愛と感謝とリスペクトを持ち、裏切られようが部員を信じて期待し続けること」が1番効果的だったと感じる(わに、こうせい、あきとメモしとけ)。


結果的にはそこまで人を動かすことはできなかった。


でもそのぐらい難しいからこそ、それができるた時には海賊王兼天下の大将軍兼大主将となれる。


運のいい事に俺にはあと1日残ってる。


あと1日でなってやるよ。


星野源と又吉直樹についても書きたかったけどきりがいいのでやめておきます。


ここまで読んでくれてありがとう。


 
 
 

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