試合で得点しても、
嬉しさより安心が勝ってしまって
一度もゴールパフォーマンスを披露することが出来なかった
エースのこうしろうから回ってきました。
4年副将の佐藤輝弥です。
平素より成蹊大学男子ラクロス部へ多大なるご支援、ご声援をいただき
ありがとうございます。
横国戦を終え、
入れ替え戦への希望が絶たれたときの率直な気持ちは、
結局何も成し遂げられなかったなという喪失感でした。
1年生の頃に同期が半分以上辞めてしまい、
育成コーチにも見限られてしまった僕たちは、
ウィンターやあすなろの学年大会でも
大きな結果を残すことはなく、
さらに下からイケイケの大所帯が台頭してきたことで、
数も少なくて頼りにならない
インキャ世代と思われていたと思います。
それでも龍平さん仁貴さん颯太さんを初めとする
21チームの4年生方に憧れて、
俺たちも少数精鋭で最高のチームを作るんだと、
一部奪還を成し遂げるんだと
意気込んでやってきました。
また何かを成し遂げるというのは
単にラクロスレベルでの話だけではなく、
これまでの人生何かを成し遂げるどころか、
幼い頃から何でもそれなりにこなせてしまったが故に
一度もこれといった努力をしてきたことがなく、
受験を乗り越えた訳でも、
何か部活を続けてきた訳でもない、
ましてまともに高校に通うことすらせず、
周りの環境に恵まれているだけの
恥ずべき人生を送ってきた僕にとっての｢挑戦｣でもありました。
もちろんこれまでの自分から考えれば
4年間部活をやり遂げただけでも成長ではあるし、
引退後もラクロスを続ければ
ラクロスで何かを成し遂げるということ自体は出来るかもしれないけど、
それでもやっぱり学生ラクロスで、
自分をここまで成長させてくれた成蹊ラクロスで
一部昇格を成し遂げたかった。
都築も言っていた通り、
振り返ると大樹を1人に
重荷を背負わせてしまったと思います。
結局主将というのは否応なしにある程度主将らしくなっていくもので
(大樹はそんな平凡な主将ではなかったけれど)、
むしろ肝心なのは
副将がどれだけ主将であれるか
に尽きるのだなと痛感しています。
横国戦後の3,4年ミーティングでたかときに言われた
｢24チーム始動当初色んなミーティングして
スローガン考えたりビジョン考えたりしてた時は
絶対昇格できると思ってたし
ワクワクしてたのにどこで間違えたんだろう｣
という言葉が刺さりすぎて今でも忘れられません。
自分は物事を深く考えすぎるタイプで、
どんな些細なことでも
意図や意味を考え尽くしてから
行動に移す習性があります。
そこは自分の強みでもあるし
間違っているとは思っていませんでした。
全ての基準を上げるという意味では
プレー面でも運営面でも
一部昇格には必要な要素だったと思います。
ただこういう結果になって振り返ると、
考えてばかりいるくらいなら
もう少し馬鹿になって無我夢中に
身体を動かしてみても良かったのではないか、
その方が後悔は少なかったのではないか
と思ってしまいます。
結局正解は分からないけど、
一つ言えるのは
最後の1年は本当にあっという間だということです。
正直やってみないと分からないことがほとんどだと思うし、
幹部になって、
4年生になって
初めて分かることは沢山あるけれど、
最後の1年だけで
やりたいこと全部試行錯誤できるほど時間はなくて、
僕のようにああしたらよかったこうしたらよかったと
後悔を抱えて終わってしまう
なんてことになるかもしれません。
そうするとやっぱり、
やってみないと分からないかもしれないけど、
4年生の限られた時間を有効に使うためにも
分からないことを分からないなりに
理解しようとする努力は必要だったのだなと思います。
僕はそれをしてきませんでした。
だからこそ今年の行動指針''Return''には、
かずさんや龍治さんへの贖罪と、
その他これまでお世話になった22,23チームの人たちの想いも乗せて
一部昇格を果たそうという気持ちが
個人的には込められていました。
残念ながら24チームでの昇格は叶いませんでしたが、
25チームが必ず一部昇格を果たしてくれると信じています。
今になって反省ばかりで情けないですが、
これが等身大の自分です。
これまでこのブログ以外でも
みんなの前で色々話をしてきました。
また偉そうに…と思って聞いていたかも知れませんが、
さっきも書いた通り
自分は偉そうに人に何かを説けるような人間ではないと自覚しています。
ただその分人よりたくさん失敗をしてきました。
人は失敗から学ぶことが多い反面、
たった4年しかない中で
仲良く同じ轍を踏むのは極めて効率が悪いと思い
自分の経験を踏まえて色々と伝えてきたつもりです。
分析は得意なのでそんなに見当外れなことは言っていないと思います。
僕の失敗を頭の片隅にでも置いてやってくれるとありがたいです。
話そうと思えばまだまだ出てきそうですが、
提出期限をとっくに過ぎてかんかんをとても待たせてしまっているので
この辺にしておきます。
ひとまず引退にはなりますが、
まだ卒業はできないようなので、
迷惑をかけない程度にかぎとグラウンドに足を運びます。
大好きな成蹊ラクロスが一部に返り咲くために、
僕にできることがあればなんでも言ってください。
みんな書いているので少しだけ個人的なメッセージも書いておきます。
とも&たく
2人は俺の最高のライバルでモチベーション！
ともひろはてるやさんを追い越す追い越すって誰よりも努力してて、
本当にそろそろ逃げ切れないなって1年間焦ってました笑
たくみはとにかくスーパーマンだね。
練習中もそれ以外も、
たくみが近くにいるとやっておいて欲しかったことが
いつの間にか終わってていつもびっくりさせられました！
2人とも2年間付いてきてくれてありがとう！
お母さん
…とはしょっちゅう2人で腹割って話すので
改めてここで言うこともないけど、
いつも精神的にも金銭的にもサポートしてくれて
ありがとうございます。
おかげで4年間ラクロスに集中することができました。
そろそろこちらから返すターンに移りたいと思います。
龍平さん
コーチとして関わっていただきありがとうございました！
僕にとって龍平さんは永遠の憧れです。
1年生の頃は龍平さんのことを天才で
完全無欠の怖い人だと思っていましたが、
関わっていく中でそうではないのだと、
本当に努力の人で実は誰よりも人間味があって
なんて魅力的な人なのだと思うようになりました
(ごめんなさいただのファンです)。
憧れの龍平さんと2年間共に戦えて本当に幸せでした。
もう引退ですが、
これからも自分の目標のひとつとして、
龍平さんのようなかっこいい人間になれるように頑張ってみます！
ファミリアで同じピッチに立てるの楽しみです！
例によって同期は同期会の時にということにします！
あとは優介とか明治のみんな、
獨協のみんな、
ラクロスというものを教えてくれた高校のみんな、
なちょさんこうじろうさんなどなど
たくさんの人に恵まれてここまで来ました。
僕は幸せ者です！
4年間ありがとうございました！
最後は24チームの頼れる主将で、
歯磨き後はうがい無し派の金子大樹です！
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