平素より大変お世話になっております。
4年ATの宮脇駿です。
はじめに、OB・OG並びに関係者の皆様、日頃より多大なるご支援、ご声援をいただきまして誠にありがとうございます。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。
『１部奪還』
これは20チーム、
21チーム、
そして今年の22チームが掲げてきた目標です。
自分のラクロス人生の4年間のうち3年の間、
この目標をもとに活動してきたことになります。
しかしお恥ずかしい話ですが、思い返してみれば
自分はなんで１部奪還したいのか
その答えを持たずに過ごしてきたなと感じています。
１部奪還に意義を持たずに活動してきた訳ですが、
他のみんなは様々な思いを馳せながら活動してきたと思います。
1部で戦い続け、座を守り続けてきた過去の先輩方のため。
入れ替え戦で惜敗し、2部に降格してしまった19チームの先輩たちのため。
新型コロナウイルスの影響によりリーグ戦が中止となり、
目標に挑むことすら叶わなかった20チームの先輩たちのため。
昇格戦でサドンビクトリーの末敗れてしまった21チームの先輩たちのため。
来年１部の舞台で活躍させてあげたいという、後輩たちのため。
もちろん自分のため。
ここに挙げた目的を何個も持っている人もいるでしょうし、
ここにない目的を持っている人もいると思います。
一方自分は
スポーツである以上勝ちを求めるのは当然であり、
勝ちを求めた先に結果として１部奪還が待っている。
そのために毎朝仲間と顔を合わせ、ラクロスに励む。
こんな日々の先に「１部奪還」というゴールがあるのかなぁと、
そんな半ば夢見心地でいた気がします。
そんなふわふわした自分でしたが、
ブログを書いている今現在では答えを持つことができています。
きっかけは農大戦での敗戦です。
すでに1敗し後がない農大と、
1勝して余裕のある成蹊。
この試合に懸ける思い、雰囲気、グラボの寄り。
何から何まで負けていました。
慢心していた訳ではないですが、
そりゃ負けますよね。
そんな虚を突かれたような敗戦の後、
試合終了後の整列から挨拶、
ロッカールームで帰る準備をし、
そして解散。
そして何より、帰りの車での時間。
移動の車での時間、めっちゃ好きなんですよね。
本当なら音楽をかけながら、
談笑しながら、
意気込みながら会場に向かう。
そして音楽をかけながら、
談笑しながら、
勝利を噛みしめながら帰路に就く。
勝っていれば帰りも素敵な時間だったでしょう。
負けてしまいましたが。
結果みんなが意気消沈しているのを感じながら、
どこか上の空でいるのを感じながら帰りました。
自分も茫然としていただけに、
この時の感情は自分でもよくわかりませんでした。
しかしだんだんと時間が経ち、
負けた事実を受け入れ始めてからやっと、
これが悔しさなんだと理解しました。
ここで先ほどの話に戻りますが、自分は何のために１部奪還したいのか。
それは『22チームのため』です。
こう思えるのも、自分が22チームのことを大好きだからです。
見てるとこっちまで元気を貰える、元気いっぱいな1年生。
みんな上手だけど、ちょっと扱いが難しい2年生。
ちょっぴり静かで心配になっちゃうけど、ラクロスに関しては熱い3年生。
最高の後輩たちです。
でも我らが同期も負けていません。
口下手だけどいっちばん熱い主将。
あんまり熱くないけど頭働く副主将。
プレーピカイチでかっこいいけどかわいいところもあるOFリーダー。
いつも笑顔で素敵なDFリーダー。
全員を紹介するときりがないので省きますが、全員最高です。
最高じゃない人はいません。
もうこんな悔しい思いをしたくないし、
なによりもうこんな悔しい思いを22チームのみんなにさせたくない。
本気でそう思います。
だからこそ、
後がないからこそ、
残り少ない練習を全力で臨み、
リーグ戦を死に物狂いで勝ち、
そして１部奪還を果たします。
勝って終わらないと嫌です。みんなもそうだよね？
勝とう。勝って笑おう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後とも成蹊ラクロス部の応援をよろしくお願いいたします。