まずはじめに、OB・OGならびに関係者の皆様、日頃より成蹊大学ラクロス部への多大なるご支援を賜り、心より感謝申し上げます。
21チーム副将兼DFリーダーの吉井龍平です。
とうとうこの時期がやって来てしまいました。
文章をまとめるのが苦手で拙い文章ですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
ブログを今まで全員の分を見ていますが1番長いので覚悟して読んでください笑
僕が作成した卒論と同じくらいになっています笑
今年のチームの目標は「部員全員が成蹊ラクロス部を大好きと言える」チームにする事です。
部員全員が部を大好きと言えるためには、成蹊大学の理念でもあり、成蹊ラクロス部の理念でもある「桃李不言下自成蹊」が大事だとしています。
この、「桃李不言下自成蹊」とは、桃や李は、人格者であることのたとえで、そのような人物は黙っていても、徳を求めて人々が集まってくるという意味を持っています。
これを、私達の代では、一人一人がチームの為に動く事によって、
自ずと良いチームになる。
応援されるチームになる。
という風に解釈しました。
部員一人一人が自分の役割を考え、チームの為に行動する。
これによって皆がチームを好きになり、また、応援されるチームになろう。
これが、このチームの目標です。
今までの下級生、同期のブログを見て頂くと分かりますが、多くの部員がこのチームが大好き。と言っており、副将としてとても嬉しく思うと同時にこのチームの一員である事を誇りに思っています。
先程、「自分の役割」という事を書きましたが、私のチームにおける役割は「嫌われ役」だと思っています。
私は、高校生の時にサッカー部の主将を務めていたこともあり、人に真正面から伝える、ぶつかる事があまり苦ではありません。
それは単純に、思っている事を言わずにおくのが苦手ですぐに言いたくなってしまうという性格もあるのですが、
その人ならもっと出来るだろう。何を考えているのかが気になるといった、
その人を信頼している、もっと知りたいという「欲」のようなものが強いため、人にすぐに聞いたり意見を発したりするのかも知れません。
19、20チームまでは後輩に対して一切「怒る」という事をしてきませんでした。
それは、まだ後輩の事を一緒に戦う仲間と思えていなかったのかも知れません。
良くない事は分かっているのですが、無関心だったのかもしれません。
しかし、いざ21チームが始まると同期のプレイヤーが7人しかいないため否応でも後輩の力が必要になりました。
そこで初めて一緒に戦う仲間として意識しました。
意識しなかったというのも、確かに私のせいではあるのですが、全く自主練習をしない。
反省の質も悪い3年生にも少しは理由があったと思います笑(思い出してごらん?マジでほとんど何もしてなかったからね君達。)
21チームが始まると、とにかく凄く怒りました。
文句もすごく言ってしまいました(今思うと少し過激すぎたかも知れません)
いきなり怒るようになってチームの雰囲気を悪くしてしまった事が何回もあった事、すごく反省しています。
ここまでを読むとただの理不尽サイコ野郎みたいになってしまうかもしれませんが、私にも理由やルールを明確にして怒ったりしていました。
ルールとは、「理不尽に怒らない」です。
次に理由です。
これは、シンプルです。その人なら出来ると思っているからです。
皆なら出来ると思っているから強く言ってしまうんです。
期待していなかったら多分3年生の自分みたいに何も言わないし怒りもしない。
だからこそ、一部奪還を掲げているのに自主練習をしない人がいたり、スカウティングを見ていない人がいる事が凄く腹立たしいです。
これらは全く自分の役割を考えてチームの為に行動していないと思います。
今ブログを書いているのが9/28ですが、凄く腹立たしいです。
DF陣の事を全く好きになれそうにありません。
と、これまで毒を吐いてきましたが、ブログでここまでマイナスな事言う人いる?と思う人がいるかもしれませんが、これも私の役割の内の一つだと思うので全然書きます。
私はこのチームが勝てるのなら後輩に嫌われても構いません。
言いづらいこともチームにとってプラスになる事であれば全然言います。
全然嫌われます。
それは私にしか出来ない事だと思っているので。
でも、そんな私に対して慕ってくれる後輩、アグノレッジを見たら私なりのルールを分かってくれている人がいたので凄く嬉しかったです。
正解ではないかもしれないけど、間違いではなかったと思えました。
なんてカッコつけましたが、嫌われ役をやると共に、副将、DFリーダーとしての、4年生としての力の大きさ。
責任の大きさという事も感じる事が出来ました。
副将というと、影からチームを支えるような役回りなの?なんて就活中に沢山言われましたが、真逆です。
めちゃくちゃ表に出てました。
凄く自由にやっていました。
それもソウタやヒトキが上手くバランスを取ってくれてのお陰です。
沢山迷惑を掛けしました。
また、これと同時にリーダー、4年生の影響力が物凄いものだとも思いました。
それはそうなんです。
1年生の時の4年生は雲の上の存在でした。
今まで見たことの無いようなラクロスをして、Final4を達成して、もう本当に凄かったです。
2年生の時の主将、松澤俊哉さんはそれはもうキャプテンという感じの人でした。
ラクロス中は本当に怖いですが、プライベートになると凄く明るいお兄ちゃんみたいな人でした(僕一人っ子なのでわかんないですけど、)
リーグ戦の立教戦で、点取ってきて下さいと言ったら、「任せろ!」なんて言って本当に点を取ってきてしまうような人です。
凄いですよね。
また、その当時のDFリーダーは朋也さんでした。
DSに呼ばれ、成蹊の青鬼なんて言われてる人です。
朋也さんはすごく優しく、常に龍平は上手いよなんて言ってくれていましたが、本当に思っているのか分からなく、最初の方は怒られないようにプレーをしていました。(1回しか怒られませんでした)
しかし、リーグ戦が始まる頃には恥ずかしながら勝手に、俺は朋也さんの右腕なんだ!
なんて思いながらプレーをしていた事は直接言うのが恥ずかしいのでここに書いておきます笑
去年は、タカハさんとナナコさんですね。
今考えたら2人でどんだけの量の仕事をしていたんだと思います。
私達の代が中々にアクティブだったせいか、とても沢山のご迷惑をお掛けしました。
もっと助ける事が出来たのではないかと思い、自分を恥ずかしく思います。
長々と今までの先輩方の凄い所を書いてきましたがまだまだあります。
しかし、長くなってしまうので、ひとまずこのくらいにしておきます。(もう充分長いですが、、)
伝えたい事は簡潔に、なんて鷹羽さんが言ってきましたがまだ僕は学生ですので、そういった事はひとまず考えずに書こうと思います笑(多分考えた方が良い)
まだ続きますので1回休憩をして貰っても構いません。
今まで、21チーム目標、その中の私の役割、先輩・リーダーについて書いてきました。
今、自分自身が後輩にどう映っているのかは分かりませんが、私も歴代の先輩方のように憧れ、尊敬される先輩になれているのかなとこのブログを書きながら思っています。
次に僕が大好きなこの「成蹊ラクロス部」の皆へ向けて書いていこうと思います。
まず初めに、コーチの方々。
日頃からミーティングや練習なとでとても多くの事を学ばせていただきありがとうございます。
上から目線みたいになってしまいますが、今年は本当にコーチに恵まれていると思います。
岩切さん
いつも、俺は健さんとか倉、しみゆうみたいにラクロスの事はあんまりわかんないけどさ、なんて仰られていますが、今年のチームに岩切さんがいなければ絶対にここまで来れませんでした。(当たり前だろ!とか言うのはやめてくださいね笑)
この前も話したように、最近岩切さんがとても楽しそうにゴーリーをやったり、ミーティングに参加してくださるのを見ていて、とても嬉しい気持ちにならせてもらっています。(上から目線みたいになってすみません笑)
絶対に昇格して岩切さんの事を泣かせてみせます。一緒に泣きましょうね!笑
しみゆうさん
2年生の時に、ラクロス人生の進め方などアドバイスを頂き、お忙しい中DFコーチを引き受けて下さったしみゆうさん。
しみゆうさんにはまだ劣りますが、考え方やプレーが似ていると凄く思っていて、僕がこれをこうしたいなんて抽象的に伝えると、とんでもなく具体で返してくだる方です。
今年は多くの他大から成蹊はパスカットが上手いなんて言われているようですが、完全にしみゆうさんのお陰です。
少しずつではありますが理想のDFに近づけていて、今までとはまた違った感覚を感じることが多々あります。
本当に感謝しています。
ありがとうございます。
間違いなく僕のラクロス人生を加速させて下さった方です。
本当にありがとうございます。
健さん
今年はヘッドコーチとしてコーチを引き受けて下さりありがとうございます。
長年日本ラクロス界の最前線で戦っていて、まず単純に人として、ラクロスプレイヤーとしてとても尊敬しています。
お子さんめちゃめちゃ可愛いです。
今年はOFを主に見て下さっていますが、DFに対しても新しいアイデアやアドバイスを頂き、常に進化することが出来ました。
また、OFミーティングで毎回少しずつ変わってくるOFに対していかにすぐに対応出来るか。
何かを密かに楽しみにしていて、上手くいった時は凄く嬉しく、やられた時はすんごい悔しい気持ちになっています。
勝って昇格を決めてコロナ次第ではありますが、またべろっべろに酔って爆睡している健さんを見たいです笑
倉さん
OFコーチを引き受けて頂きありがとうございます。
チームに対して鋭い意見を下さり、いつもミーティングで何か言われるんじゃないかとヒヤヒヤする時もありますが、チームの事を本当に思ってこその意見に凄くありがたみを感じています。
健さんと被ってしまいますが、毎回毎回6on6やエキマンでセットプレーや少し戦術を変えて来る度にすぐに攻略してやろうという気持ちになっています。
アグノレッジに成蹊歴代でトップクラスと書いて下さったことめちゃくちゃ嬉しかったです。
普段あまり上手いなんて言われた事がなかったので、その言葉に恥じないプレーをリーグ戦では見せつけます。
並木さん
育成コーチを引き受けて下さりありがとうございます。
アグノレッジに育成コーチの話を貰えて嬉しかったと書いていましたが、僕達がここまで来れたのも並木さんが1年生の時に教えて下さったからですよ。
1年生の時はまだまだ僕達が子供で、よく分からない事を言ってしまった事もありますが、今となってはチームから離れたのにも関わらずあそこまで深く関わって下さったこと、とてもとても感謝しています。
またサウナでも行きましょう。学生最後ですからね!笑
唐沢さん
今年からですが、トレーナーを引き受けて頂きありがとうございます。
最初は僕の人見知りが発動して中々話しかけに行けませんでしたが、今では色々な話をするくらいになりましたね。
優しくて面白い唐沢さんのお陰です。
今年一年は怪我がとても多かったですが(四年間通して多かったです)、唐沢さんがいなければ多分もっと長い間ラクロスが出来ていなかったと思います。
チーム運営に対しても本気で考えて下さり、唐沢さんがチームに関わって下さったお陰でチームのフィジカル面もそうですが、組織面もだいぶ変わりました。
後少しですが、怪我なく過ごすのでよろしくお願いします!!
リーグ戦が終わってコロナの状況を見てですが、飲み会、田所商店は絶対に行きましょう!!連れてってください!笑
後輩へ
よく、龍平さんは凄い。
どうやってやってるんだなんてよく言う人がいるけど、俺は別に身体能力が人よりも高い訳でもないし、センスがめちゃめちゃある訳ではない。
ユースにも1度も呼ばれた事ないし。(別に全然気にしてないけど!!)
よく練習中に「センスだよ」なんて言ってるけど、あれ嘘ね。
めちゃめちゃ練習してるから。
初めてニュートラルを聞いた時は次の日に、3時間以上壁当てを一球一球フォームを確認しながら投げたし、2年生の時は1日に何時間もラクロスの動画を見て相手の狙い、DFの守り方、1on1の仕方を研究した。
3年生では体重10キロ以上増量したし、筋トレもした。
4年生ではどうやったら良いDFを作れるかめちゃめちゃ考えた。
本当に病みそうになるくらい。(何回もストレスで十円ハゲが出来るんじゃないかと心配したことある)
皆は俺を特別上手い人みたいに言うけれど、俺なんて大した事ない。
だから、皆も絶対に俺くらいにはなれるし余裕で超える事も出来るはず。
なのに、どこかであの人は違うタイプだからなんて言ってどこかで線を引いてしまっているんじゃない?
だからこそ俺は練習中は皆に俺と同じレベルを要求するし、出来ていなかったり考えていなかったら怒る。
だって皆できるはずだし。
DF陣によく下手くそ!なんて言うけども、確かに下手だけど皆上達しているよ。
でも俺の期待を下回ってる人もいる。
足りていないんじゃないか?3年生なんてあと1年だぞ?このままやって後悔はどれくらい残る?どこかでなにかを変えないと。
こんな事を言ってきたけど、皆の事は本当に信頼しているよ。
だって一部のチームと戦ったってDFが完全に攻略されて負けたなんて試合あんまりないもん。
けど、Greedyな事に俺は完璧を求めてしまってるからよく厳しい事を言ってしまうんだよね。
ごめん。
けど、1回くらいもうお前らには何にも言うことない!完璧!だなんて言わせておくれ。
リーグ戦では今までやってきた事を信じて、発揮すれば絶対負けないよ。
俺いるし。
安心してチャレンジしてくれ。
後、今やる気がわかない人達へ
確かに人間だし調子ってもんがあるからモチベーション低下するのはわかる。
でもそんな時に、このままやっていて引退する時に「後悔がどれくらい残るか」を考えてみて欲しい。
よく、「後悔しないように頑張る」なんて言う人がいるけど、あまり好きじゃない。
だって多分日本一を取ったとしても、あの時決めてたら、GB拾ってたらなんて思う。
本当に後悔が残らない人なんてあまりいないだろう。けれど、後悔を少なく、プラスの後悔にする事は出来る。
だからこそ、最近の自分、今の自分を続けていって自分がどのくらい後悔が残るのか、何をしたら後悔が少なくなるのかを考えてみて欲しい。
俺はすごく残ってる。
多分皆はもっと残る。
俺は、私は頑張ってるなんて思う人いるかもしれないけど、そう思える内は多分まだいける。
本当に追い込まれたら多分胃腸炎になる。
そうなった人は他の人を頼りなね。
最高の仲間がいるんだから。
スタッフへ
いつもサポートしてくれて、一緒に戦ってくれてありがとう。
あの事件があってから、よりスタッフの大切さが分かりました。
当事者達は反省しているようだけど、別にあれは間違いじゃないからね。
今頑張っているんなら胸を張って良いんだよ。
プレーヤーは自己中だし、たまに当たってしまうこともあるけれど、皆がいるからこそチームが回っています。
プレーに集中出来ています。
あと少しだけどサポートお願いします。
絶対に一部昇格してこのチームのスタッフで良かったと思わせます。
僕の親愛なる同期へ
本当に大好きだよ。
薄情な奴はいるし、自分だけボケて俺がボケたらスルーするし、突然一緒に帰らなくなるやつもいるし、口だけのやつもいるし、1言ったら10言ってくるやついるし、変態なやついるし、よくわかんない主将いるし、人と価値観ズレてるやついるけど、それも含めて皆大好き。
普段はよく分からない奴らもラクロスになればなんかちゃんとするし、この前の明星戦では何だかんだいって4年がチームを支えてた。
今まであんまり同期とかに対して大好きなんて言ってこなかったけど、一緒にいた時間が長いからか心の底から皆が好きだし、今も引退してあまり会わなくなる事を考えると少し悲しくなってしまっているよ。
だからせめて、皆と一緒にいられるあと少しの時間を最高の物にしよう。
法政に勝って、昇格戦も勝って最高の飲み会開こうね。(コロナ次第です。)
リーグ戦
正直いって、怖いです。
負ける気は全くないのですが刻一刻と引退が、21チームの終わりが近づいてきている。
皆とラクロスする時間が、一緒にいる時間が少なくなってきている。
なんだか最近、「こうやって過ごすのもあと少しなのか」と、ふと思う事があります。
まあでも終わりがあるからこそ目標に向かって頑張れるんだと思います。
そして、その「過程」が、「結果」が、「仲間」が一生忘れないモノ(価値)になるんだと思います。
なので、リーグ戦では、残り数ヶ月の成蹊ラクロス部での活動では「後悔が少なくなるように」僕達らしく頑張っていきたいと思います。
なので、怖くもあるのですが、この先が楽しみでもあります。
必ず、観ていて面白く、熱くなるような成蹊の「ラクロス」をするので、今後とも熱い応援のほどよろしくお願い致します。
部員の皆へ
もし、試合中に辛くなったら、俺と颯太を見て欲しい。
多分最後まで諦めてないし、誰よりもチームの為に動いている。
明星戦だってチームを良い方向に動かし続けたのは主将と副将。
多分だけど、俺達は何かの力持ってる。
絶対に皆よりも頑張るし、誰よりもチームの為に動く。
皆が成蹊ラクロス部を大好きと言えるように常に成蹊ラクロス部を体現し続けます。
チームが勝てるなら自分が点を取れなくても良いし(絶対とるけどね!)
目立たなくても良い。(絶対目立つけど!)
ベスト10だってどうでも良い。(絶対取るけど!)
だから着いてきて欲しい。(むしろ追い越せ!)
多分、颯太も同じ感情だよね?
だから、俺達を信じて、仲間を信じて、成蹊ラクロス部を信じてリーグ戦を戦おう。
絶対に一部奪還しよう。
俺達なら出来る。
最後に
成蹊ラクロス部の事が本当に大好き。
けど、まだまだ皆出来ることがあるはず。
俺は「嫌われ役」だから最後の最後まで厳しい事を言うよ。
ラクロス部の「人」が大好きではなく、「成蹊ラクロス部」が大好きになれるように。
後少し。やり切ろう。後悔を少なくしてプラスな後悔をしよう。
そんでもって全部終わったら、色々なことがあったけど最高だった。
「成蹊ラクロス部で良かった。」
なんて言って皆で笑ったり泣いたりしながら楽しもう。
そんな時を迎えるのが楽しみで仕方ないよ。
―――Greedy―――
21チーム副将兼DFリーダー 吉井龍平