2021年度主将を務めさせて頂いております下口颯太です。
OBOGの方々、並びに全てのチーム関係者の方々、日頃から多大なるご支援、ご声援ありがとうございます。
私達がこのコロナ禍という現状でも、変わらず練習する事ができ、リーグ戦を迎える事ができるのは皆様の支えがあってこそです、心から感謝申し上げます。
今までのラクロスの4年間だけでなく、自分のスポーツ人生を入れつつ、21チームへの想いを思い付くままに書いていきますので、長く拙い文章ですが、最後まで読んでいただけると幸いです。
私は
「スローガン」
「チーム目標」
「ビジョン」
の3つに分けてチームへの想いを書いていこうと思います
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今年の21チームのスローガンは「Greedy 」である
これは私たち4年生が当時1年生の時に決めた学年スローガンだ。
基礎、勝利、ボール、目標、知識など全てにおいてに誰よりも貪欲にという意味が込められたスローガン
正直言って、これが決まった時はそこまで「Greedy」を意識せずにただラクロスをしていた。
3月という入学をまだしていない状態で、ラクロスというスポーツを知り、いち早く触れていたため、初めは誰よりもラクロスをこなす事ができた。
だが、練習を重ねていく内に同期はみるみる成長していき、学年が重なるに連れて置いていかれていた。
そう、私には才能というものは全く持って存在しなかったのである。
私は小学校から高校までの10年間バスケットボールをしていた。
しかし、才能には恵ませず試合に出れない日々をただ淡々と過ごしていたのを今でも思い出す。
そこで正しい道へと導いてくれたのが私の父親だ。
そこで言ってくれた言葉
「才能有限努力無限」
この言葉は小さかった小学生の私でもすぐに理解する事ができた。
この言葉の意味は文字通り、才能ある者は限界があるけれど、努力の可能性は無限大という意味だ。
この言葉を聞いてから私の考えが180度変わったのである。
今まで才能ある人が活躍し、才能ない人はそれまでだと思い込んでいた自分は、言葉通り死ぬほど練習をした。
それは学年が上がっていこうと変わらない。
1番早く来て、誰よりもシュートを打って、誰よりもどうしたら上手くなるか考えて、誰よりもチームのことに尽力した。
しかし、大学に入りラクロスを始めた時はその気持ちを忘れていた。
結果、関東ユースも途中で落とされ、2年生の最初はAチームにも入れず、本当に悔しい毎日を過ごした。
そこで思い出したのが、あの言葉である。
当初は自分はラクロスの才能が少しばかりあるのではないかと思い込んでいた。
しかしそれは間違い。
スポーツの人生において、人は2つの道に必ず分けられる。
①才能に溢れた豪華で綺麗な道
②才能に恵まれないただ平凡でガタガタな道
の2つだ。
私は後者の道をただ歩いているだけで、決して隣の道には渡れない。
そこで私は悔しさをバネに、その道をただひたすら進むのではなく、貪欲になって努力し続け、走り始めた。
それはバスケをしていた自分と同じ
誰よりも早く来て、誰よりもシュートを多く打ち、誰よりも戦術を理解しようと海外の動画を見て、誰よりもラダーで足を素早く、高く上げ、誰よりもラクロスができる環境に感謝した。
それでも才能ある者には勝てない。
だが、そのような過程があったからこその、誰にも負けない「自信」が身に付いた。
このチームが途中で掲げたスローガン「Greedy」
どんなことにも貪欲に
私が引っ張るチームにもってこいのスローガンである。
このチームには上手い選手は多いが、決して圧倒的なスター選手はいない。
みんな同じ目標を達成するために努力し続け、今までやってきた。
だからこそ21チームにはどこの大学にも負けない「自信」がある。
21チームの皆んなには最後まで貪欲に努力し続けて欲しい。
努力し続けることは簡単ではない。
けど、苦しい時は前を向いて欲しい。
俺が誰よりも努力し続けるから。
みんなでスローガンを体現しよう。
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次に21チームの目標についてだ
「一部奪還」
この目標を達成したいとなったのは2020年のチームが発足してからだ。
私は「日本一」に憧れて入部した。
当時成蹊大学男子ラクロス部は1部に所属しており、とても先輩達の姿がカッコよく、憧れて入部した。
そう、「俺もこの一員になって日本一を目指すんだ。」と意気込んでいた。
しかし、現実はそう上手くはいかない。
2019年のリーグ戦の入れ替え戦で学習院大学に負けてしまい、2部に降格してしまう。
とても悔しかった。
それでも下を向かず、とにかく1年で1部に返り咲こうと目標設定をし、練習していた。
正直私も20チームで1部に戻り、自分達の代でまた日本一を目指せると思っていた。
しかし、それも簡単ではなかった。
新型コロナウイルスの発症により、目標を目指すことすらできなくなってしまったのだ。
ここで自分達の代が一部で戦えないということも確定し、本当に悔しかった。
それでも同期と何度も話し合い、最高のシーズンにすると迎えた21チーム
掲げた目標は「一部奪還」
それも圧倒的な勝利で奪還する。
去年、掲げることすらできず悔しい想いをした20チームの4年生のために必ず自分達の代で達成してみせる。
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次にチームビジョンについて
チームビジョンは「全員がこのチームを好きと言えるチーム」である。
このビジョンは今年から初めて掲げたもので、21チームの最終目標と言っても間違いではない。
このビジョンには沢山の想いが込められている。
正直、一部奪還などの「結果を出す目標」を達成するには努力し続け、ラクロスを上手くなるだけでは達成できない。
これはリーグ戦の初戦の明星との試合でつくづく思った。
リーグ戦は簡単には上手くいかない。
だからこそ、このようなビジョンを体現できるようなチーム力、団結力が必要である。
21チームにはこの力があると思う。いや、ある。
私はこのチームが大好きだ。
誰よりも大好きな自信がある。
このチームで最高のパフォーマンスをして、最高な舞台で、最高な結果をこの大好きなチームで残したい。
もう既に悔いはない。あとは暴れるだけ。
全員で21チームの素晴らしさ、成蹊大学の素晴らしさを見せつけてやろう。
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そして最後に、チームに感謝を込めて伝えます。
まずは今年のチームでコーチを引き受けてくれた
健さん、倉さん、しみゆうさん、やすさん、並木さん、唐沢さん、そして岩切さん、本当にありがとうございます。
21チームがこうして最高のチームになっているのもコーチ陣のご指導のお陰でもあります。
特に岩切さんには感謝しかありません。
最初から最後まで、学生と同じ熱量、いやそれ以上でチームのことを1番に考えて下さったからこその21チームがあります。本当にありがとうございます。
この感謝の気持ちは必ず言葉だけでなく、プレーで返させていただきます。
必ず一部奪還して岩切さんを胴上げします。
残り少ない時間ですが、よろしくお願い致します。
そして、後輩たちへ
1年生の皆はこのコロナ禍でも男子ラクロス部の入部を決めてくれて本当に嬉しく思ってる。
少ない時間しか関われなかったけど個性豊かで、良い学年だと思う!必ず一部を奪還するから日本一目指して頑張ってくれ!そして、沢山アドバイス聞きにきてね!
2年生は本当にだらしない。
それに尽きる。
でも、一人一人と喋るとちゃんとラクロスへの愛情を持っていて、可愛い後輩です。
だからもっと熱くなれるし、もっと上手くなれると思うから、とにかくGreedyに!!
3年生は生意気だけど、同期のように仲良くできたと思ってる。
うちの4年生は8人しかいないけど、そんな人数のアドバンテージを感じさせないくらい3年生がこうして頑張ってくれてるからこそ今のチームがあると思う。
だからあと少しだけ力を貸してください。
みんなともっとラクロスがしたいです。
こんな大好きな3年生とリーグ戦の途中で終わるなんて嫌です。
最高の成績を残して、みんなで嬉し涙流そうぜ!
スタッフのみんな、本当に感謝しても仕切れません。
ある時期に色々あって、改めてスタッフへの感謝を感じました。
4年がまきしかいないのにも関わらず沢山支えてくれて本当にありがとう。
みんながいるからこその21チームです。
残りの時間もサポートしてください。必ず最高の成績で恩返ししてみせます。
そして同期へ
4年生のみんな、こんなの口で言えるか分からないから言っておきます。
本当に大好きです。
ラクロス中も、帰り道も、プライベートも一緒にいて飽きることはないし、みんなに誘われたら有無を言わずにふっ軽で行くのは、みんなといる時間が大好きだからです。
ザキ
最初はめちゃくちゃ休むやつだと思ったけど、本当は熱い男で、今では本当に頼りにしてる。
成蹊のゴールはザキに託した。
せいよう
同じ家族だし、いつもゲームとかプライベートも一緒で本当に楽しい。
プレーは普段では想像つかないような魅せるプレーするからこれは女の子もウハウハだね。
けんや
同じ一人暮らし組で一緒にいる時間が長くて、そんな時間が一生続けばなって思ってる。
けんやは真面目でみんなの見えないとこで沢山努力してるのを知ってるからこそ信頼してる。
FOブレイクで点決めてやろう。
げんちゃん
めちゃくちゃ熱い男です!シンプルにDS入ってるの凄すぎて負けたくないなと思えた。
同じオフェンスチームとして沢山点取って、沢山盛り上がろう!
まき
スタッフがみんな辞めていく中、一人で辛いのに残ってくれて、そして全力でサポートしてくれて本当にありがとう。
正直、俺らプレイヤーが助けられているかと思えば、100%助けられてるとは言えないけど、必ず一部奪還して、まきを歴代で1番のスタッフリーダーにするので、信じてサポートお願いします!
ひとき
ラクロスの才能に満ち溢れていて、前にも言ったかもしれないけどめちゃくちゃライバル意識してた。
それも今は成蹊のホットラインだね。
俺ら2人、そしてゲン、4年生でオフェンスを引っ張って、他大が恐れる成蹊オフェンス見せたろ。
りゅうへい
誕生日おめでとう。
龍平はたぶん同期の中で1番一緒にいた時間が長い自信があります。
正直頼りない主将を支えてくれたのは龍平で、本当に感謝しかありません。
これからも佐川では一緒に働けるけど、一緒にラクロスできるのはあと少ししかないから悔いなく頑張ろう!パス出すから点取れ!
こんなにも長々と纏まらない文章を書きましたが、最後にこれだけは書かせてください。
俺はこのチームの主将だが、決して一人でチームを引っ張っていけるような人ではないし、口下手で言葉でみんなを奮い立たさせるような人でもない。
21チームの皆んなに支えられて主将ができている。
本当にありがとう。
だからこそ俺はみんなをプレーで、行動で引っ張っていきたい。
同期は覚えてるか分からないけど、名古屋遠征で本当にリーダー大丈夫かと言われた時にプレーで引っ張ると言った。
試合中、本当に苦しい場面が来るかもしれない。
そんな時は下を向かずに前を向いて欲しい。
俺がいるから。
みんなに支えられ続けてきた俺がいるからには絶対に負けない。
この32番のユニフォームがチームにいる限り、絶対に負けない。
だから頼って欲しい。
背中にある32という番号を見て安心して欲しい。
みんなをプレーで鼓舞する
必ず勝とう。
そして、全員であの舞台を奪い返しに行こうじゃないか。
明日は法政戦
目標のために、ビジョンのために、チームために全てを懸けて次に繋げよう。
勝つぞ
Greedy🔥
2021年度
#32 4年主将 下口颯太