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-リーグ戦に懸ける想い-松澤 俊哉

  • 執筆者の写真: seikeilaxwebsite
    seikeilaxwebsite
  • 2019年9月14日
  • 読了時間: 4分

2019年度主将を務めます松澤俊哉です。 OB.OGの皆様、保護者の皆様、日頃から多大なる支援ありがとうございます。自分たちが今年も一部という舞台で戦えるのは皆様の支えがあってこそです、心から感謝申し上げます。 

最後のブログと言われ色々と思うことは多いのですが、チームに対する素直な気持ちを書きたいと思います。最後まで読んで頂ければ幸いです。 

2019チームの始まりは本当に「弱い」チームだったと思う。

この弱さにはもちろん実力的なところも含まれていて、ファイナル4に進んだ18チームでレギュラーと言えたのはほんの数人だけだったし、ボックスにも入ったことないメンバーが大半だった。

その他にも、経験の無さから試合になると空回りしたり、自信がなくコミニケーションが取れなかったり、練習や私生活でも自分に対して甘い人が多かったり、人間的な弱さもたくさんあった。正直去年と比べたら酷いものだった。 それでもみんなで決めた目標の「学生日本一」になるために、毎回の練習にメニューごとに意識する点を設けて練習したり、徹底的に基礎にこだわって反復する期間を設けたり、質を高めるための工夫もたくさんした。

時間をとってグランドで話し合うこともあった。

当初はパスキャもままならないチームだったのに、みんな本当に上手くなっていったと思う。 

ただ現実はそんなに甘くなく、反比例してチームはなかなか勝てない状況が続いた。4月〜5月の期間だったと思う。

どうしたら勝てるんだろうか?

どうしたらみんなに自信を持たせてやれるんだろうか?

どうしたらもっともっとラクロスに対して向き合ってくれるのだろうか?

チームを勝たせてやれない現状と、学生日本一になりたい気持ちとのギャップが生まれ、本当に苦しかった。 そんな時、じゅんさんにお願いして、練習に来ていただいた。そして終わった後に言われた。 「しゅんやがカッコつけすぎてる。リーダーシップは取ろうとして取るものじゃない、熱意をもって、本気で取り組む人の行動にみんなは動かされるんだよ。」 この一言は衝撃だったけど、目が覚めた気がした。いつだって俺の原動力は"本気"の勝ちたい気持ちだったり、上手くなりたい気持ちで、それが誰よりも強かったから1年から学年リーダーになり、2年でも試合に出してもらい、主将にもなったんだと。 その時は黒川とかなえと一緒にじゅんさんと話をした。2人は涙を流しながらチームのことを話してくれていた。スタッフの2人がこんなにもチームのことを考えてくれているのに、何故俺は迷ってチームに気を遣っているのだろう。

今までだって、俺がチームにできることは本気で向き合って、本気で取り組み、本気で伝えることだったじゃないか。 チームが勝てなくなりみんなが自信をなくしてる中、俺はリーダーではなくただの全体のバランスを取って気を使う人になっていた。 

そこからすぐに、四年と1対1で話して「学生日本一」に対する気持ちと覚悟を伝え、みんなの想いも聞きいた。とても頼もしかったし救われた。

同期のみんな本当にありがとう。

19チームがスタートした時と同じかそれ以上の熱量で本気でチームと向き合った。練習中はプレーやその後の態度まで、学生日本一になるために思ったことはなんで言ったし、要求したし、行動した。 向き合い、信じることで変わっていくみんなを見て、とても嬉しかったし、ラクロスが楽しかった。同時にみんなに支えられているんだと気づいた。

練習試合でも一部相手に勝てるようになり、チームにも自分にも自信を持ってリーグ戦まで過ごすことができた。

良い雰囲気と熱量だったし、勝てると信じてた。 

けれど、自信を持って臨んだリーグ戦の結果は0勝3敗1分。 思い描いてた未来とは全然違う結果だし、入れ替え戦も決まっている。 4年間やれることは全部やってきたつもりだった。 だからめちゃくちゃ悔しいし、情けない。コーチの皆さんを胴上げしたかったし、関東ファイナルや学生決勝で大活躍したかった。 明日は最終戦。武蔵は強いし勝つのは簡単なことじゃない。 でも明日は絶対に勝ちたい。勝ってみんなの努力を肯定してやりたい。勝って応援に来てくれた人たちと勝利の喜びを分かち合いたい。今年の成蹊は弱いって思ってる奴らに変われるんだって見せてやりたい。 俺を信じてついて来てくれたチームのためにも、毎週忙しい中練習に来てくださったコーチのためにも、スタンドから大きな声援をくれる後輩たちのためにも、支えてくれた全ての人のために、明日は勝つ。 全員でこの1年間がG.O.A.T.なものであったと証明しよう、みんなを信じてる。 信頼し合って、楽しみ合う、俺たちの桃李不言下自成蹊を見せてやろう。 #16 松澤俊哉 


 
 
 

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