-リーグ戦に懸ける想い-榎本力也
- seikeilaxwebsite
- 2019年9月5日
- 読了時間: 4分
OBOG並びに関係者の皆様、日々ご支援頂き誠に有難うございます。 今年も1部の舞台でラクロスが出来ることを心から感謝しています。 早速ですが、最後のリーグ戦に対する思いを綴らせていただきます。 拙い文章ですがお付き合いください。

最後のリーグ戦、4年生としてのリーグ戦はラクロス以外の何もかもを捨てて、大学生活の全てをかけるものだと信じて3年間過ごしてきました。 ただ4年目を迎えた今、正直集中し切れていないことを自覚しています。 昨年の9月からの怪我で思うように身体は動かず、プレーヤーとして最後のリーグ戦を向かうにあたっての準備が同期、後輩と比べても圧倒的に足りない現状に憤りと焦りを感じ、そこに対して必死に差を埋めようとしていない自分自身の弱さがこの1年間は露呈してしまったと思います。 自分自身に不甲斐なさを感じながら、塞翁が馬という僕の好きな言葉を信じて、きっとこの怪我がプラスに働く瞬間があると考え日々過ごしてきました。 ただ今になって考えると、その言葉を信じて過ごすだけでは何もプラスには働かず、この怪我でも必死になって努力出来た人にだけプラスに働く瞬間に出会えるのだと思います。 その点で僕自身何もかもを中途半端に過ごしてしまい、きっと何かしら上手くいくと高を括っていました。

9/1現在、1分2敗、Bブロック最下位。 この結果は完全に4年生である自分の責任が大きいです。 怪我をしてプレーができない。 それを言い訳に色々なことから逃げてきました。 チームの課題であるクリライに対しても、復帰したいはずなのにリハビリが進まないことも、1年生をサマーで決勝リーグに進出させてあげられなかったことも、全ての逃げが今現状として突きつけられていると思います。 その分、乘田、俊哉のクリライ班を始め、同期、後輩、またこうたさん、うどさん、健さん、やすさん、並木さんなどコーチの方々、携わって頂いている方々にも多大な迷惑をかけてしまいました。 0番を付けプレーヤーとして出ることを半年前にブログで述べているのにも関わらず実現できない弱さも改めて実感しました。 本当に申し訳ありません。

ただこの怪我を通して感じたことも少なくはありません。 その一つが成蹊大学の強さです。 他の1部校に負けない強みが成蹊大学にはあります。 それは周りを惹きつける力を持った大学であるということです。 これまでの3年間以上に4年生になって特に気づかされました。 30人以上の一年生の入部が決まっことを受け、OBの方々を中心に防具や練習着などの寄付を率先して行って下さったこと。 OBではないのにも関わらず僕たちのことを常に気にかけて下さる接骨院の先生、ジムのトレーナーの方々や近所の料理屋の方。 声をかけたら会場まで足を運んでくれる両親や友人。 未熟で決して魅せるラクロスが出来るわけではない僕たちを応援して下さる方々の支えで今の一部の舞台に居続けることが出来ていると強く感じています。 この力は他大学にはない、過去の先輩たちを含めて作り上げられた成蹊大学の基盤であり唯一の強さなのだと思います。 だからこそOBOG並びに今まで携わって頂いた方に心から感謝しています。 正直、もし怪我していなかったらと思うことは今でも少なくありません。 ただ怪我を通して一度外からチームを見ることが出来たからこそ、成蹊大学の強さを感じることができたと思います。 このまま怪我が治らなければ、プレーで直接的に試合に関わることが出来ないかもしれません。 どういった形でチームに貢献できるか分かりませんが、それでも同期、後輩を信じ、応援して下さる方々の声援を力に、目の前の試合を必死に戦っていきます。 桃李不言下自成蹊 この学校の名に恥じないように、腹を括り、全ての思いを残り二戦にぶつけます。 ここまで期待に応えられていない現状ですが何とか一矢報いるので最後まで変わらぬ声援をどうか宜しくお願い致します。

成蹊大学4年 AT #0 榎本力也
Comments