10月28日。
あのfinal4という大舞台で東大に負け4年生が引退した。
そして来月の11月に自分たちが最高学年となる2019チームが発足した。
もう4カ月も経過したと思うと早いものだ。
俺たち19チームが掲げた目標は、もちろん学生日本一。
チーム全員が賛成し、反対するやつは1人もいなかった。
もちろんそうだ、達成できると思っているから。
日本一というフレーズに憧憬して入部したからである。
だが学生日本一という目標は、決して簡単なことではないことくらい、この3年間を通じてはっきりとわかっている。
2個上の史上最強の代と言われていたあのタモリさん達の代でさえ、final4という壁を破ることが出来なかった。
しかし昨年度のアリーさん達の代ではその一昨年の教訓を活かしてfinal4という壁は突破し、関東ベスト4という成績を残した。
だが、学生日日本一という目標を達成するには、東大を含め、あと4勝もしなければならなかった。
このとき部員誰もが日本一への道は、とてつもなく長く険しいものであると改めて感じたであろう。
だが、これと同時に目指す目標に相応しいものではないかと思った。
まだ成蹊が達成したことがない目標。
達成することによって注目されること、学校ではラクロス部に対する視線が変わることは間違いない。
あの松澤の代が!!自分たちが最高学年のときにこそ!とそんな想いが強かった。
そもそも俺は、学生日本一という言葉に感化されてラクロスをはじめた。
昨年度18チームでは自分はAチームの崖っぷちにいた。
いやなんでAチームにいたのか。
Bチームには自分より上手い選手がいる。
こんな不器用なおれを、りゅーせーさんカズキさんは見捨てずにいつもアドバイスをくれ続けてくれた。
ゴリさんからは大声で怒られたり、厳しいことしか言われなかった。
しかしこれもおれのため、今の19チームのためであると新チームが発足して改めて感じることができる。
ボックスメンバーに毎度選んでもらえても試合に出場できたのは初戦の法政戦のわずかだけ。
だがそれでも得られたものは大きかった。
それは、後輩として、3年として18チームに貢献出来なかったという情けなさ、恥ずかしさ、自分の未熟さを知ったというもの。
集客試合後の観客へ挨拶のとき「新井、試合でてた?」とOBに大声で言われたのは今でも覚えてる。
自分は何をやってるのか?自問自答し、恥ずかしくなって、自分自身情けないと強く感じたことを覚えている。
その後の試合も結局は、1分も1秒も試合に出場する機会はなかった。
自分の努力不足、未熟さを痛感した。
こんな想いをもうしたくもないし、後輩にもさせたくないと思っている。
自分は不器用で下手だし、チームを引っ張るような選手ではないけど、最高学年としてチームが楽しみ合えるような環境作りして、少しでも日本一へと繋がる軸になれたら良いと考えている。
19チームは楽しみ合えるチーム。
周囲を巻き込んで楽しさを共有出来るようなそんな存在を目指している。
日本一になるためには、まだまだたくさんのことを学んで吸収して成長しなければならない。
日々の練習ひとつひとつ、1日も無駄にはできない。
これからも、皆さんよろしくお願いします🤲
新4年 新井 隆允