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リーグ戦への想い -MG 大川絢子-


最後の夏合宿が終わって、初戦まであと数日。入部してからあっという間の4年間だった。

たまたま新歓に行って『日本一』になれるという言葉が印象的で、気づいたら入部を決めていた。

初めて見たラクロスは激しくてカッコよくて、

グラウンドで必死に選手をサポートしているマネージャーに心を打たれ、

学生最後の4年間をこの部活に捧げようと思った。

実際に入部したら朝は早すぎて授業中眠くなるし、やったこともないマネージャーの仕事を覚えるのは大変だった。

私達の代は入部当初マネージャーが8人いて多すぎるんじゃないかと思ったり、

祥子さんや朱里さんの代が頼もしすぎてついていくのに必死だった。

でもサマーで決勝リーグに進んでフリシューで負けた悔しさとか、あすなろで準優勝した嬉しさとか、

リーグ戦で同期が活躍している姿を見ると、もっとこのチームを支えたいという原動力に変えてくれた。

15チームでは一部残留、16チームではブロック4位、17チームではブロック3位。

目標も『FINAL4』から『日本一』に変わり、確実に成蹊ラクロスは強くなっていった。

17チームの慶應戦で負けた時、朱里さんとゆきさんが膝から崩れ落ちている姿が印象的で『日本一』はこんなにも遠いのかと思った。

だからこそ、18チームで『日本一』になって成蹊の歴史を変えたいと思ったし、みんなと少しでも長くラクロスをしたいと思った。

私達の同期は26人いて、いつもふざけてばかりでまとまりがないし、後輩から頼りないと思われているかもしれない。

だけど、やるときには真剣にやる同期が大好きで、みんな心の中には熱いものを秘めていて、

それが爆発した時にはとてつもない力を発揮すると思う。

グラウンドに足を運ぶとみんながいて安心して、自分達の代になってからますます部活が楽しくなった。

19人と多くなったスタッフ陣も1人1人が個々に活躍して本当に頼もしいし、後輩から学ぶことも沢山あった。

夏合宿最終日のマネミでみんなが泣いてくれた時すごく嬉しかったし、この19人と出会えて良かったって心の底から思えた。

何より、ずっと自分に自信なかった私は同期のマネージャーから多くのことを学んだ。

苦しい時も楽しい時もずっと6人でいれて本当に幸せだったし、この6人じゃなきゃ乗り越えられないこともいっぱいあった。

各々が思っていることを言い合えないことが私達の悪いところだったけど、

結局それが私達なりのコミュニケーションの取り方で、

1番向いているやり方だったと気付けた時は私達らしいと思ったし、

こういうチームの在り方もあるんだなって思えた。

大学生活で家族よりも多くの時間を過ごしたこの6人と出会えたことは一生の財産です。

本当にありがとう。

初戦は法政戦。

去年初めて私がボックスに入ったのも法政戦。

去年のリーグ戦は、一生忘れることのない劇的大逆転勝利だった。

今年は絶対に1Qから圧倒して『日本一』に近づく。 フィールド・スタンド・ボックスが一丸となったあの空気を今年も味わいたい。

応援よろしくお願い致します!

4年 MG 大川絢子


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