リーグ戦への想い -DF 水野拓未-

「お前のせいで来年日本一になれない」

昨年のリーグ戦の最終戦vs武蔵の試合後に隆成と嘉人に言われた言葉を今でもはっきり覚えている。

この試合は2Qまで0点で抑えていて3Qに自分が出てから5失点した試合だった。

先輩達の最終戦で大量失点した申し訳なさ、

ずっと目をかけてくれたしみゆうさんに成長した姿を見せられなかったこと、

自分の無力さを感じ試合中なのに涙が止まらなかった。

「来年のリーグ戦では自分が日本一に導けるロンミになる」と決めてから一年

思い描いていたことと現実は大きく違った

夏の直前まではスタメンで1試合フルで出場することの方が多かった。

しかしリーグ戦直前、フェイスで勝つため セーブ後のブレイクを狙うためにロンミはごりがやることになった。

自分の力不足が招いたことだった。

それに伴い試合に出る時間は激減した。

それでもDFの力になりたい。2018チームで日本一になりたい。

自分はラクロスが下手だ。

運動神経も良くない 頭がいいわけでもない 個人技があるわけでもない クロスワークもない。

そんなことはずっとわかっている。

それならば自分は皆んなの特技を活かせるプレーをすればいい

ゴリがGBをすくいやすいように、

朋也が1on1に集中できるように、

雪島が余計なことまで頭を回さなくていいように

自分が目立たなくてもチームが勝てるならそれでいい。

チームの目標である「学生日本一」を必ず達成する。

個人ではもう一度一枚目ロンミを奪い取る。

残り数ヶ月 最後の成長をする。

そしてもっと長く皆んなとラクロスをしたい。

4年 DF 水野拓未