21チームに懸ける想い -櫻井源成-
- seikeilaxwebsite
- 2021年9月29日
- 読了時間: 7分
吉祥寺で活動するラクロッサーの告白
はじめに、OBOG並びに全てのチーム関係者の方々、日頃より成蹊ラクロス部への多大なるご支援を賜り、心より感謝申し上げます。
今このようにして当たり前のように部活動を続ける事ができているのは皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。
申し遅れました、わたくし成蹊大学男子ラクロス部4年の櫻井源成と申します。
これから皆さんに読んでいただく文章を書き上げるまでに、書いては消して、書いては消してを繰り返し何を伝えるか迷いまくりましたが、「ラストブログ」自分を偽らず変な見栄を張らず源成節の利いた文章で想いを綴ります。
最後まで読んでくれたら嬉しいです。

ついにラストブログ
当時1年生の自分は、成蹊史上初ファイナル4を達成した先輩たちのように、「4年になったら最高学年らしくかっこいい文章を書くぞ!」「憧れのりゅうせいさんのように日本代表に選抜され、その経験を書くぞ!!」とラクロスに全集中している未来の自分にワクワクしていました。
ですが今、最高学年になって、引退まで残り数試合となって、正直現状の自分を誇れない。
本当にラストブログを書く資格があるのか? と思う程です。
※その理由は後ほど触れます。
なのでこのラストブログでは自分を誇る事ができなかった大学3、4年の話、その中で感じた仲間の大切さ、ラストリーグ戦にかける想いを書かせていただきます。
以後下記構成で話を進めていきます。
・目標、心の炎を失った自分を支えてくれていた本当に大切なもの~仲間と共に戦う全学生に向けて~
・ラストリーグ戦にかける想い
・さいごに
【目標、心の炎を失った自分を支えてくれていた本当に大切なもの~仲間と共に戦う全学生に向けて~】
初めに少し僕の話をさせていただきます。
僕の事を知る事で、どのように心が動き、何を感じでこの大学生活を過ごしてきたのかをイメージしながら読んでくれたら嬉しいです。
僕がラクロスを始めた理由はシンプルで、自分を変えたかったからです。
小中高とサッカー部のキャプテンをしていたがチームに不甲斐ない姿を見せてしまった自分を、周りの友達は強豪などに挑戦している中で、自分は安定を求め、なんとなくで生きてきた自分を変えたくて入部を決めました。
そして下記目標を達成する覚悟を決めラクロスにのめり込みました。
個人目標「全日本代表になり、組織を引っ張る男になる」
組織目標「日本一になる」
そんな目標をもって入部した僕でしたが、入部して早々部活をやめるか本気で迷いました。(意思弱し)
理由は、同じ学部で1番仲のいい子がやめてしまった事や、研究室配属の勉強との両立、自分の下手くそさを受け止める事ができなかったなど色々ありましたが、1番は同期が苦手だったからです。(嫌いだったわけではないよ)
僕の同期は、思った事をすぐ口に出してしまうし、めちゃくちゃ口悪いし、自分勝手だし、半端なく努力の基準高いし、意味わからんほどラクロスうまいし、、、(後半全部自分の責任やん)
とにかく田舎出身の僕は圧倒されて居心地が本当に悪かったのです。
でもどうしても自分の目標を実現したかったから、学生最後は自分から逃げたくなかったからラクロス部に残り、まずは2年間自己成長に拘ろうと考えを変え、どうしたら目標を達成できるか試行錯誤を重ねました。
その中でも代表的なのがのがクロス編み!
「ラクロスはクロスが8割」と尊敬する先輩から話を聞いたので、ひたすら研究。
初めは10時間以上かかってオールして練習に参加したこともありましたが、今では最短10分、部のみんなから編師といわれるまで成長しました。
※険編みさん何度もDMで質問に答えて頂きありがとうございました!
そんな小話はさておき、自己成長を掲げて活動した2年間は、サマーで一瞬ユースに選ばれたり、ポジション変更をつげられたり、2年からリーグ戦に出場させて頂いたり、全日本強化指定選手(以後DS)に選出していただいたり、かなり貴重な経験をさせていただいていましたし、目標を達成する為にプライベートを捨て全てをラクロスに捧げる事ができていた事から、人生で初めて自分を誇れていました。
※今振り返ると全てのターニングポイントにウドさんが関わっている。
本当にありがとうございました。
そんな利己的な2年間で自分にも自信が付き、個人から組織へと目線が変わった事で「組織の中心になって日本一を本気で目指すぞ!!」と気合を入れ直した大学3年の春。
・DS活動休止
・2020年リーグ戦中止
※僕達の代では日本一を目指すことができない
大学生活のほぼ全てをラクロスに注いできた僕は現実を受け止められませんでした。
ですが静かに僕の心の炎が弱くなっていく感覚を感じることはできました。
この後の僕は、人生で1番自分を誇る事ができないほどの中途半端人間に。
いい意味でも悪い意味でも人生を見つめ直すキッカケになったこの出来事で「叶えたい夢」を見つけ、そっちばかりに時間をさくようになっていってしまったためです。
そうなると当然ラクロスにかける時間が減ってくる
時間だけでなくエネルギーも減る
チームの中で自分1人だけが100%でラクロスができていない
ラクロスだけでなく組織運営でも力になれていない
同期や部のみんなとの時間を大切にできていない
そんな自分が嫌いだった
嫌いだと分かっていたけど夢に囚われ現状を変えられなかった
心も身体も思うようにいかなくなった
なんでラクロスを続けているのかも分からなくなった
本気でやめることも考えた
でも心の中でずっと自分を止めてくれるものがあり、その想いに支えられた
それは、「同期と笑って引退したい」という想いです。
ほんとかよ。と同期のみんなからは思われるかもしれないけど、ほんとです。
入部当初、苦手で距離を取っていた同期が、個性が強くてクセの凄い同期のみんなが、葛藤の中でもラクロスを続ける、今の自分を動かす「唯一の理由」なのです。
統制期間の時や、自分たちが最高学年として組織をひっぱらなくてはいけない時に、1番迷惑をかけてごめん。
最後まで僕のことを見捨てずに何度も愛のある言葉をくれてありがとう。
完全に俺のエゴだけど、最後一緒に全力で戦って、1部昇格を決めて、みんなで笑顔で引退したい。(できれば最高の飲み会もしたいです。めちゃくちゃ盛り上げます。コロナ次第)
残り短いけど、最後まで櫻井源成をよろしくお願いします!!!

話がだいぶ長くなりましたが、僕が皆さんに伝えたい事
それは
「仲間は宝物。大切にしてください。」
※特に同期
ということです。
僕の囚われていた夢やら理想やらはいつでも見つけることができるし、なんなら常に変動するものです。
ですが仲間はそんな簡単にできるものじゃない。
時間をかけて、等身大で全力でぶつかって、時には喧嘩して、時にはお酒を飲んで馬鹿をして、そういう小さな積み重ねで仲間ができるのです
そして学生の時にできる仲間、仲間との時間は人生の財産
「同じ目標」「勝利」「絆」という互いに利害関係のないもので繋がり、本気でぶつかりあって、本気で高め合って、本気で人生を共有できることは当たり前じゃない
だから僕は声を大にして、仲間と共に戦う全学生へ伝えたい
目の前の大切なものを見失い、どうか僕みたいにならないでほしい
今身近にいてくれる仲間を大切にしてください
【ラストリーグ戦にかける想い】
そんな源成がラストどんな想いで戦うねん!!
と思う方もたくさんいると思いますが
僕がかける想いは
「同期、支えてくださった方々への恩返し」
です。
個人目標ないのか!!
ベスト12、得点王など野望ないのか!!
結果出す事から逃げてないか!?!?
とさらに思う方もいると思います。
ですが等身大の本音で僕はこの想いなのです。
そして今の僕はこの想いが1番感情的になれるのです。
もちろん大前提として
・1部昇格
・21チームが終わる時にみんなが好きと言えるチームにする
というみんなで立てた今年の目標を死ぬ気で達成しにいきます!!!!
同期、後輩、支えてくださった方々を想い、全力でグランドを駆け回る姿、泥臭く得点を取りに行く姿に注目してくれたら嬉しいです。

【最後に】
まずここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
これが等身大の櫻井源成。
受け止めてくれたら嬉しいです。
この4年間、多くの方々に支えられて今の僕があります。
資金面や応援など常に自分を支えてくれたもっちゃん、葉子さん(両親)
僕と仲良くしてくれた他大のみんな
熱くて面白くて誰よりもGreedyなこうじろうさん
新歓の時に、多くの事を1人で背負わせてしまったみつきち
新体制フィジカル班で頼り切ってしまった、かんた、ゆいちゃん、ありさちゃん
幹部としていただいた役目を十分に全うできず迷惑をかけた岩切さん、唐沢さん
OFとして期待をしてくれていた、けんさん、くらさん、しみゆうさん、やすさん
めげずに自分を育成してくれた並木さん
自分に多くの可能性をくれたウドさん
頼りない自分の代わりにMDを引っ張ってくれたりゅうじ
4年間口だけで何度も失望させてしまった同期のみんな
その他多くの方々に感謝してもしきれません。

ラスト、チームスローガンである``Greedy``を体現し必ず1部昇格を果たします。
応援の程よろしくお願いします!!!!!!!!!
#1 櫻井源成
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